sayana

僕と世界の方程式のsayanaのレビュー・感想・評価

僕と世界の方程式(2014年製作の映画)
3.5
良い映画だった。人生において出会いは足し算、別れは引き算。人生も計算と同じで人(数字)がないと成立しないんだな。
愛に方程式があったとしても、それは解くことができない。例え自分が相手を愛していても、応えてもらえないこともあるから。愛に絶対的な正解はない。むしろ自分で作っていくものなんだな。
最後の展開が良かった。解くべき問題は机の上ではなく、ずっと身近にあったっていうことだね。
チャン・メイとのデートが初々しくて健全でキュンとしました。中学生同士だからやってることはままごとみたいなのに会話の内容が成熟していて感心。
アレックス・ロウザー(『このサイテーな世界の終わり』のジェームズ)の登場に最初は歓喜しながらも徐々に嫌なヤツになっていったのは複雑…。
自閉症であるが故の現実を悟るルークに助けの手が差し伸べられなかったのが心残り。
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