イライライジャ

Kill Dil(原題)のイライライジャのレビュー・感想・評価

Kill Dil(原題)(2014年製作の映画)
3.5
孤児のギャング2人と育て親のボス。
片方が女の子に恋してしまい足を洗って普通の人として生きようとするけどボスお怒りという話。
ランヴィール・シンは外見をガラッと変えていつもと雰囲気がまるで違う。パキスタン人であり、歌も歌えるしダンスも踊れるし絵も描けるし、なによりスーパーハンサムガイなアリー・ザファル!!!(すみません好みなんです)
そして90年代ボリウッド界で大活躍し、ダンスも抜群に上手いと言われているゴーヴィンダが久しぶりに踊る。すげー貫禄と迫力。
映画の中身は本当に予想以上にないんだけど素晴らしい楽曲とダンスの数々で満足感がかなり高い。
『GUNDAY』と似てるっちゃ似てるけどヒロインの魅力の薄さと後半の展開のせいで本作は微妙な立ち位置になってる気がする。ヒロインはパリニーティ・チョプラで、たゆんたゆんなエロエロボディに似合わないベビーフェイスがどエロいんだけどキャラのせいで何か物足りなさがあった。

育て親のボスは言わば父のような存在なのに、こんな簡単に裏切って女を取るなんてわりと薄情な奴だった。その頃相棒は殺しを頑張ってるというのに…。そして完全に殺し屋の立場を絶たずにボスの元へ居たり中途半端な印象。
ただ時間のわりに曲数が多くてほんとにその点は最高だった。ブロマンスモノやバディモノ好きな人はたまらんはず。
ちなみにエンディングはアリー・ザファルが歌っているよ!!!!!!