ぱるみ

ヒメアノ〜ルのぱるみのネタバレレビュー・内容・結末

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

漫画をツタヤで借りましたんや。
ほんならな、夢も希望もない若い男性が、この退屈から逃れる為には、恋愛しかないやろゆーてな。

生きていく上での『退屈』が、漫画の中でネチネチと表現されてあったので、部屋で1人、おパンツ丸見えで、足広げて読んでたら、虚しくなって、辞めましたんや。


映画は、私の大好きな毒のある吉田監督だったので、ほな、観たろうかいなと。

観客をイヤ〜な気持ちにさせるのは、『ファニーゲーム』と共通してるかも。
佐津川愛美の隣人男性が、テープでグルグル巻きにされてるのを見て、よく似てるなーと。

鬱屈した気持ちを抱える、不安定な若者。

森田剛は、その『絶望』を演じ切っていた

彼は人間として、生きることを辞めた悪魔。

過去の陰湿なイジメによって、人格が破綻してしまったのだろうな。

ボスに服従しないと、自分も痛い目に遭ってしまうから、イジメに加担してしまうという濱田岳の集団心理は、


私の会社でも経験したことがあって、(私の場合は、女性の先輩が、権力を持った男性社員に脅迫されるという卑劣な経験で)

奴が犯した行為を、客観的に判断できるまで、大分時間が、かかったのだ。(それまで、🍺飲みながら、先輩のことを思い出しては、涙ポロポロ流して、情緒不安定やったんや)



作中の、警察の役立たず度合いが、めっちゃイライラしたよー💦💦

夢と希望に満ち溢れたジャニーズと、正反対を演じ切った森田くん、ええ味だしてましたよ!
ぱるみ

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