ドラえもんは猫型ロボット

パーフェクト・ルームのドラえもんは猫型ロボットのレビュー・感想・評価

パーフェクト・ルーム(2014年製作の映画)
2.0
「失うものの大きさを考えて。人生まで台なしにする気?」
ほんと、それな。

お金持ちの友達5人が、高級マンションの最上階(ロフト)をホテル代わりに共有して、愛人たちと楽しんでたら、ある日、部屋に女性の死体が。犯人は5人の中の誰なんだ、と探る話。
ベルギー映画のハリウッドリメイク。

うん。
あらすじだけ聞いたら、とても面白そう。
だけど、個人的には面白くなかった……。

話の展開は、警察の取り調べと、事件現場での5人のやり取りと、過去の回想が主になるのだが、如何せん登場人物が多く、語られる出来事も5人が愛人囲ってました程度のものであまり盛り上がらない。そもそも、あれだけ尺取った、取り調べのシーンは意味があったのだろうか?

結末は、どんでん返ししてるのだが、
被害者女性と犯人の関係に「?」だし、動機も「はぁ?」な内容なので、結構消化不良な作品だった。

オリジナルのベルギー版と同じ監督がリメイクしてるとのことだが、オリジナルはもっと面白いのだろうか。

うーん、もっと5人の腹の探り合いとか、被害者に全員が絡んでたとか、5人の妻が実は……とか、面白くなりそうな展開はいくらでもありそうだったのに、残念。

最後、一応めでたしめでたしみたいな終わり方してるけど、どいつもこいつもゴミクズだからな。
どの口が、「妻も子供たちも大切だ」と言うんだろうか。