美大の卒業制作みたいな映画。
なのにキャストがめちゃ豪華じゃないか！
今年のアジアン映画祭でチケットが取れなかったくらい話題になってて、でも漏れ聞く感想は両極端なものが多かった。
話はよくあるやつ。
いわゆるONECE AGAINもの。過去に栄光があった者、脛に傷持つ者がバトミントンの大会に向けてチームを組み、活動拠点の体育館をかけて大会に挑む！
設定とかいいと思うの。
でもそれを活かしきれてない。
気性が荒い元バトミントン女王を「ドリーム・ホーム」のジェシー・ホーが年齢・・・という気にかかるところありながら熱演。
あのハミ出しチームのリーダー格のイーキン・チェンが昔の犯罪者の面影なく気の長いいいやつでなんかいいよね。
あの「えっ？なんて？」ギャグもうちょっと入れても良かったような。
コーチのゲロに関してはやりすぎだと思う。
で、大会では最大のライバル、体育館の所有者でヒロインのいとこ(見た目はおそ松くんのイヤミそっくり)の成金野郎と決勝戦を争う。
あいついいね！
バカでw
しかも最初は自分の栄華を極めたい！一心で反則しまくりやったけど、ダブルスを組むヒロインの元相方(現、イヤミのコーチ)のスポーツにまっすぐな姿勢に感化され、自身もバトミントンというスポーツに真摯に取り組むとことかいいよね。
試合結果もああいうの好きですが！ここ大きな問題で。
あの結論に至るまでがどー考えても納得しづらいんだよ・・・。
いや、ここで出て行くか？お前もお前も！
試合ほったらかして何しに行ったかと思ったら落とし前つけに行ったってガキかよ・・・うまくない。
バトミントンシーンの異次元感はなかなか良かったものの、バトルシーン(正確には逃げシーン)はビミョーという言葉がぴったりの仕上がりというか・・・。
せっかくご馳走デザートが待ってるのにメイン料理がイマイチなディナーになってしまってる感が否めない。
監督お二人にはお会いしたんですけど、私、英語ができないし映画見てないので会話という会話は成立しなかったw
2人ともお若くてシュッとした感じで遊びに来た学生さんみたいでしたよ。
だからあの2人がキャッキャこういう映画を作ったのは、なんか納得。
