YellTao

クリミナル 2人の記憶を持つ男のYellTaoのレビュー・感想・評価

3.5
極悪人が巻き込まれてアンチヒーローに。内容的にはあるあるだけど、確かな演者たちと丁寧な脚本、ちょっと違った描き方で好ましい!

髪型とか頭のキズとか、フランケンシュタインの怪物を彷彿とさせる死刑囚ジェリコ。演じるケヴィン・コスナーの細かすぎる演技が熱すぎて、私の笑いのツボが浅いせいか、いちいち可笑しく魅力的。
なぜ善悪がないのかその由来は序盤で判るし、そこに同情の余地があるから、転写されたCIAエージェント・ビリーの記憶に「ナニコノ感情⁉︎」と苛立ち戸惑うとこにキュンキュンする♡笑

その記憶の断片でちらちら視線を送ってくる 賢く切ないダッチマン役のマイケル・ピットや、使用曲に大好きなFOALSの"Late Night"!その世界観とシーンのマッチ感は、私得♡
 
確かに展開的に甘〜いとこあるけど、科学,国防,テロリズム、その人間模様の中で、一番幸せになって欲しい愛を知らない怪物の、スウィートな展開に満足!きっとまた観るな。
YellTao

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