スワヒリ亭こゆう

ラ・ラ・ランドのスワヒリ亭こゆうのレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
5.0
僕が幸せだと感じる事のひとつに【良い映画を観た後】
良い映画を観た後は自分の人生において何か特別な物を得たような気がして、僕がレベルアップしたんじゃないか?と錯覚するくらい、生きる糧になってます。


ディミアン・チャゼル監督。
この人はこの生きる糧をくれる特別な監督だという事が今回、分かりました。


素晴らしく楽しい作品だったと思います。
ミュージカル映画を現代劇で描くというのは正に離れ技をやってのけたんじゃないでしょうか。その位、高いハードルをこのディミアン・チャゼルという人は軽々とクリアしたなって思いました。

古き良き時代のミュージカル映画に負けない王道ミュージカル映画を撮るっていうのは監督以外の映画会社からしたら挑戦でしかないですよね。
この現代人に受け入れられるのか?
監督以外は不安はあったでしょう。
だけど、ディミアン・チャゼル監督は思いっきり楽しんで撮ってるでしょうね。
それが伝わってきました。

それに何だか漠然と感じている事なんですが、この先色んな映画が作られてもどこか既視感のある作品しか出会えないのでは…と不安に感じる事があったのですが、本作を観て、まだまだ映画の未来は明るいな!って思ったんです。
それが一番、この映画を観て感じた上で良かったと思えた事です。


内容ですが、オープニングから本作の紹介がてらに歌とダンスで気持ちを持っていくあたり、上手いなって思ったし、落ち着いた雰囲気からガラリと一変させたりと飽きさせない展開でした。


主演のライアン・ゴズリング、エマ・ストーン。
キャリアも充分重ねてきての本作に出演したのは、この映画のストーリーとダブり、ハリウッドから自体を彩るトップスターとして選ばれたんじゃないかな?と思います。
運命に引き寄せられてこの映画に出演したのかな。なんて思ってしまいました。
エマ・ストーン、ウディ・アレンの映画でオスカー獲って欲しいけど、取り敢えず本作で獲るんじゃないでしょうか!
いや獲ってしいな‼︎


この映画を観た人に幸福を与えた様に、この映画の製作に携わった人達にも幸福が訪れて欲しいと、心から思います。
ホント、楽しかった!