う〜ん、ちょっとあたため過ぎたなぁ笑
ずっと前からたくさんいろんな方のレビュー読んで楽しみにしていた作品。
そして実は予告編の出来が良かったので、予告編でビビってちょっと観るの躊躇ってたんだけど、ビビるほどのもんではなかった笑
良かったところは、まずもちろんこのアイディア。
幽霊とキチガイ殺人鬼の間を取った感じの「それ」。
捕まると殺される。
性行為で他人に移すことが出来て、移された人間と移した人間にしか見えない。
移動手段は徒歩のみだが、ガラスを割ったり自分の知り合いに化けたりして対象に向かってほぼ直線にやってくる。
壁などのすり抜けは出来ないし、見えないながらも物理攻撃は効くし、他人でも触れるが、とんでもなく怪力っぽい。(成人男性が吹っ飛ばされるレベル)
ダメージ与えるとちょっと動きは止まるけど、不死身。
見た目は、老婆だったり全裸だったり大男だったり様々。
近親者の見た目でくる時もある。
一番インパクトあったのは放尿しながらおっぱい出してたお姉さんでしたが、とにかくこっちに向かってくるものがこわい映画でした。
人の裸って異常性を表す(つまり社会性の欠如を表す)のに視覚効果抜群だなって最近映画観てて思った。
コンピューターのビヨビヨ〜って電子的な音楽もより不気味さを掻き立てて良かったです。
移す系ホラーはむしろJホラーの十八番ですよね。リングも着信アリもやったしね。しかしこれの一番恐ろしいと思ったところは、移した相手が死んだら自分に遡って戻ってくるんです｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡
それもいくらでも遡ることが可能！これには貞子(一人殺しちゃえば次誰かがビデオを見るまで暇！)もびっくりの呪いの強さです。
つまり移した相手に、序盤の彼のように説明をしないとあっという間に危機再来です。
よ〜く考えないといけませんね。
男より女の方が簡単だろ！って彼は言っていましたが、風俗とかもあるし、力でも勝るし、男の方がやりやすいんじゃないかな。
(女の場合説明した時点でぶん殴られるかもしれないじゃん)
あと主人公の女優さんが可愛かったこと。太過ぎず細過ぎず絶妙に一般人オーラを保ちながらも可愛らしい顔立ち。
主人公のお部屋の花のライトがかわいかったな〜♫あれほしい笑
ツッコミどころとしては、まず「それ」がやってくる時間を計算しなよと笑。
数学も理科も嫌いだった私が単純計算したところやつら時速2キロ弱だから、車で移動しながら時間考えて動けばもう少しゆっくり休めるし、なんなら飛行機移動しちゃえばいいと思うの〜。
冒頭でインパクトのある死体が出てきたけど、それ以外はグロさ皆無。これは致命的。
一人捕まって死んだ人いたけど、ほぼ苦しまず即死に見えた。
これ系は「捕まったら恐ろしい思いをして、または痛い思いをして、殺される」っていう恐怖がなければならないのに、絶対的にインパクトが足りない。
そのあたり貞子さんも美々子さんも徹底的だったでしょ！笑
撮り方は面白いし才能を感じる監督さんだなと思ったけど、ホラーと呼ぶには物足りなかったし、あと主人公だけかなり襲われ方が緩かったように感じた。
最後の大作戦もよくわからんかったし、アメリカという国はそこらで発砲しても警察来ないん？とか施設のプール勝手に使っていいん？簡単に入り込めるん？
とかツッコミどころが多かったかな笑
これ、警察に拘留されて逃げれなくなったらどうすんねん笑
