事実を何も知らないでなんとなく観た。集団自殺か…まぁ50人くらいかな…?と思ってたら死亡者900人超えてた。一面に遺体が倒れている図はなんだか信じ難かった。黄色い服って目立つんだな…と全然関係ないことを考えた。
時代背景や当時の米国内の民族問題など、色々は基盤の上でこういう団体が出来上がるんだろうから正直理解できない部分が多かったけど、結局権力持った人間のやることって国や時代が変わっても大きく違わないんだな〜とウンザリしてしまった。
自分を助けてくれる救世主や神さまみたいな存在がいたらそりゃ崇めたいよね…でもその人、欲まみれの人間なんだよ…、あなたと同じただの人間なの……。
いかにして集団自殺の決行となったかと、この宗教団体の歴史についてをダイジェストで纏められている感じだった。
先に子供にジュースだと言って毒を飲ませて、嫌がった子にも親が飲ませるように指示して、自らの手で我が子を殺めてしまった事に絶望した親もその後抵抗せずに死ぬ…っていうのが酷かったな。一番上の男は結局毒飲まずに銃で死んでるし。逃げようとした人も射殺したっぽいし、こうなる前には逃げられなくなっていた。結果的には毒を飲んで倒れたフリしてれば死ななくて済んだかもしれないな。
この人たちを頼って身を寄せたのに、結局自分たちの罪の責任も取れずに全員巻き込んで死んだって事。自分が頼った場所は間違っていたと気付いた時にはもう遅いのが酷いね。
近代人類史の中でこういう事もありましたよという教訓にはなったかな。ドキュメンタリーとしては見やすく良い構成だったと思う。再現ドラマがあったとしても逆に酷くて見られないね。本人の肉声とか合った方が伝わってきたし。
最近読んだ、漫画家さんが亡くなった事件に関してのフリーライター仁科友里さんの「人は誰しもヤバいもの」という言葉を思い出した。秀逸な記事だったので以下引用します。
「私は人は誰しもヤバいものとだと思っています。善良な人でも、大組織に属していると会社の名前を武器に居丈高にふるまったり、権力を手にするとパワハラやセクハラを行うこともある。ですから、「私たちは気を抜くとヤバいことをする」という前提で、約束が守られなかったら、違反があったらどうするのかに備えてしっかり契約し、役割分担をはっきりさせなくてはいけないのではないでしょうか。かわいそうだった、さみしいなど、お涙頂戴の言葉で風化させていいことでは、決してないと思うのです。」
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/c4fa0933d192ea85aae625c18d97c3c32de784cf&preview=auto