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キル・ビル Vol.1のshihoのレビュー・感想・評価

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)
4.3
10年ぶりくらいに観てみた。

初めて観た時は本当に衝撃的だった。見入ってしまう面白さ。主人公(ユマ・サーマン)が固まった足の親指を動かそうとしている地味なシーンですら面白い。
タランティーノの撮る画の力・斬新な音楽やかけるタイミング・俳優のセレクト…映画作りは随一にしてオンリーワンの技量とセンスを感じる。

ただし日本のパートはひたすらくどい。所詮日本好き外国人の好きなものを詰め込んだ仮想トンデモ日本。美術とかは面白いんだけど、長い。居酒屋と刀贈呈のシーンは要らん過ぎてまるっと飛ばした。
ヤクザとオーレン・イシイ(ルーシー・リュー)の日本語が全然聞き取れないww!
「ムネニイチモツオアリノゴヨウス」は好きだけど、その後も全部日本語で話せるように頑張れよwww
アメリカ人のサムライへの憧れはいつもズレててちょっと笑っちゃいますね。栗山千明のビジュアルは素晴らしいんだけど、この時代のイキリJKの演技に共感性羞恥が限界突破した。仮面軍団は下品で大嫌いだし、日本馬鹿にされてるように感じて嫌。オーレンの死に方も個人的には断首の方がよかったな。でもあのお店の雰囲気は好きだよ。

なんだかんだ私の好きは前半に詰まってるな。レビュー書き直したけどエルの口笛ウォークシーンがやっぱり一番好きです。あと今観るとソフィの容姿がとても好きですね。鼻血出しても髪乱れても様になるユマ・サーマンの顔面も最高です。
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