Kuni

私の愛、私の花嫁のKuniのレビュー・感想・評価

私の愛、私の花嫁(2014年製作の映画)
3.8
なんだかんだとラブコメ好きだったりするので、私1人で観ました。

皆さんのレビューがすごく低い。
確かにこの作品は、観る人によってすごく評価が分かれると思う。
30代新婚夫婦のあるある話だからだ。

映画に刺激や色んな出来事、スリリングな展開などを期待しているとつまらなく感じるかもしれない。

でも日常生活を描いた作品が嫌いじゃない人には、忘れかけていた大事なことに気づかせてくれるいい作品だと思う。

はじめは新婚のラブラブいちゃいちゃムードに恥ずかしくなるほど😁

でもだんだんと、一緒に過ごすのが当たり前になる。

そのうち相手に対して気遣いや感謝の気持ちを忘れてしまう。

些細な誤解とすれ違いのケンカ。

相手を信じられなくなって、揺れ動いてしまう心…

夫婦でも恋人同士でも、きっと1度は経験したことがあるんじゃないかな。

こんな時、私ならどうする❓と色々考えさせられた。

コミカルでドタバタだから、とっても内容が軽く感じるかもしれない。

でも夫婦関係の話でありながら、別のテーマも描かれている。

それは2人とも、好きだった趣味を何かのきっかけで諦めてしまった者同士であること。

片方は、人生の師に出会って再開する。

印象的だったのは、人生の師匠から言われた
「…のために大切なものをなくしてはいけない。
…は大切なものの為にあるのだから」
(…は伏せてみました)

私もやりたいことの為に、家族との時間を犠牲にしようとしていた事があるので、すごく心に刺さった。

夫婦や恋人関係が上手くいかなくなるって、ちょっとしたことが足りないからなんだな。

後半は、自分の過去の事を重ね合わせてしまって涙が止まらない😭

ラストは、パートナーをもっと大切にしようとほっこり温かい気持ちになれた☺️
Kuni

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