Ginny

暗殺教室 卒業編のGinnyのネタバレレビュー・内容・結末

暗殺教室 卒業編(2016年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

原作全巻読破済み。

原作では学校行事ごとに脇役にまでフォーカスされてひとつひとつ濃密に描かれていたので、さらっと描かれる学園祭には物足りなさ(もっと原作では面白エピソードがあるんだよ!)を感じましたが最後まで見て成る程、描きたい結末まできちんと詰め込むために序盤は駆け足だったのかと納得。

重要な茅野の正体明かし、殺せんせーとあぐり先生の過去の話、生徒間の一時的な対立、柳澤vs殺せんせー、そして最後の暗殺教室、卒業。エピローグ。

重要な場面を逃さず入れ込んでいて凄い。
特に「最後の暗殺教室」のシーン、二宮和也さんの声の演技がとても素晴らしくて、さよならを自ら決意して選択する勇気、覚悟を生徒に教える、まさしく暗殺教室のラスト、というものが再現されていて下手したら原作より感動したかもしれない殺せんせー最後の姿でした。

山田涼介くんが渚役になったこと、最初はピンときてませんでしたがエピローグの不良生徒に絡まれても軽くあしらうシーンを見て、これこれ!となり最高のキャスティングだったと気付きました。渚の外見と暗殺能力とのギャップを山田涼介君は完全に表現しきれてる。
そしてやはり菅田将暉くんのカルマくんもとっても良かったです。彼が喋るだけで場が引き締まるのが良い。
桐谷美玲ちゃんもめちゃめちゃめちゃめちゃ可愛くてニノ恋に落ちちゃわない?と思ってその後のシーンで出るニノの優しい眼差しにむしろこっちが恋に落ちるわと思った。

なら何故この点数なのか。
原作で茅野が暴走した時に渚が止めるためにした行動。原作の表現がとっっっても好きだったんです。カウント方式。
松井優征先生の独特なブラックユーモア表現が内容をより面白くさせていると思っています。
だからこそ、あのキスシーンの表現はう〜んとなりました。もっと激しくやって欲しかったけどジャニーズタレントだからファンの逆鱗に触れないためにああなったのかな?

あと烏イリないのはさみしかったです。
とても好きなので…。

もういっそドラマにして脇の生徒まできちんとスポットを当てて浅野さんとか出して…とかやっても良かったんじゃないかと思うけれど、戦闘シーン、そもそも殺せんせー自体のCG負荷が大きいから難しいのかな。
ちゃちくなりそうなCGと生徒たちの微妙な演技でも成り立ったのはニノの演技が大きいかなと感じてます。

漫画も面白いので是非漫画も手に取ってほしいです☺︎
Ginny

Ginny