突然体調に異変を感じるスザンナ。
言動もおかしくなり、順調だった仕事にも影響が出てきて‥。
スザンナの母ですら、違う人格みたいと危惧し出し、奇行も目立つようになるスザンナに何が起こってるのか不安な雲行きに。
検査を重ねていくが、異常なしの繰り返しで、原因がわからず不安な場面が続き、辛くなってきます。
スザンナ自身、原因がわからなくて、医者の言われるまま受け止めるしかないし、周囲からすれば異常者にしか見られていないんだろうなという描かれ方が切なくなります。
だんだんと気力をなくしていく様子のスザンナの虚ろな瞳に、原因だけでもわかってほしいと願うばかり。
この物語が実話であるとエンディングで知り驚きました。
原因がわからない事は、家族や恋人にとって計り知れない辛さがあっただろうと思います。
スザンナの家族や周囲の人達が温かい人ばかりで良かったと思える結末でした。