スタートレックとは生き方である。そして時に語学や異世界の中で隠れ住む異星人として生き抜く事も求められる。
彼女は日々のルーチンを守る事で自身を守ってきた。
その彼女がルーチンを外れて自身が書きたいという衝動に駆られて書き上げた脚本を持って飛び出した。
制作者陣はこれでもかと彼女を苦境へ、苦境へと導く。完全に救ってくれる人なんていない。むしろ次の苦境への入り口ですらある。挫けそうにもなったけど、それでも彼女は目的地への航海を諦めない。それは5年間の探査航海に匹敵する挑戦。
本当にいい人なんて早々いないんだとかもの凄くリアリティラインを厳しく設定して主人公を追い込んでいる。それでもかいくぐって乗り越えていく。不屈の航海、ここにあり。