八咫

ボクは坊さん。の八咫のレビュー・感想・評価

ボクは坊さん。(2015年製作の映画)
2.0
うわああ演出もっと工夫すればもっと面白くなってただろうになあってすっごく思う。
脚本は悪くないし役者も良いし、だけど演出が本当にだめ。カメラワークもそうだし平凡以下の作品になってる。
仏教に帰依してるというよりは職業僧侶の生き方を、しかし生臭坊主になりきらず描いているんだけど、例えば『ハングオーバー』のあの感じとかのテイスト取り入れたり、”聖職者なのに”みたいな部分をもっと出してコメディに寄らせれば絶対面白い作品になってただろうになあ。
なんかすっごく残念。
檀家総代の長老が和尚と会話して、長老のお葬式で和尚が語った言葉はとても好きだった。


生まれる前の感じと死んだ後の感じって
似てるんじゃないかって思うんです
そしてそれが一番普通な状態なんじゃないかなって
だから生きているっていう今のこの状態は
とても短い すごく特殊な時間なんじゃないかなって
そんな気がします



脚本 3
美術 3
演技 3
演出 0
チープ感のなさ 2
満足度 1
その他(音楽、カメラワーク)
八咫

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