すみません、エミリー・ラタコウスキー目当てで観ました。(笑)
展開に意外性はなかったけど、思ったより真面目に作られた作品で、普通に楽しめた。本格的なプロのDJを目指す青年の物語。電子音のクラブミュージックは嫌いじゃないので、そこはよかった。
いろんな映画に似てると言えば似てて、トレインスポッティングっぽいところもあるし、ウェイキングライフのような映像表現もあったり。類似性を批判する人もいるだろうけど、僕は楽しめたので文句はないです。
例えば大きなパーティで、所在無げな表情で会場にたった一人でいる美人女性がいたら、それはパーティ関係者の恋人。実際よくあるケースで、本作ではこういう女性役をエミリー・ラタコウスキーがやってる。
エミリーラタコウスキーは本当に変わった人だ。下着というものが発明されたことを知らずに育ったのか、と思えるほどの大胆な装いと自由な振る舞いも、彼女がセクシャリティについて語っているエッセイを読むと、葛藤や意志が背景にあることがわかって興味深い。harper's bazaar の日本語サイトで読めます。