くりいし

この世界の片隅にのくりいしのレビュー・感想・評価

この世界の片隅に(2016年製作の映画)
4.5
第二次世界大戦時下の広島県呉市の軍人の家に嫁いだ、主人公“すず”の幼少期から主婦としての日常をひたすら丁寧に描いた作品。

本作を初めて鑑賞した時、すずさんが好きすぎてGoogleで「すずさんと結婚する方法」って検索した…

…それは嘘としてもキャラクターが素晴らしい。
この作品アニメーション映画なので、当然、登場人物はみんな絵なわけだけど、
時代考証の届いた緻密な美術からくるリアリティが、本当にこの時代、すずさんという女性が生きていたんだ。って良い意味で錯覚させてくれるようだった。
良いアニメ映画ってみんなそうなんだろうけど、改めてこの映画を観て、命を宿すからアニメーションなんだ、と再認識させられたよね。

この作品を観た後に主題歌の「悲しくてやりきれない」を聞くと理由のわからない涙が出てくる。
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