ひでやん

残穢 住んではいけない部屋のひでやんのレビュー・感想・評価

3.1
穢れ(けがれ)
忌まわしく思われる不浄な状態。
死、疫病、出産、月経などによって生じ、マイナス方向に向かう異常な状態。

穢れは「気枯れ(けがれ)」とも言われ、
気が枯れる、気力、元気が失われている状態をいう。

残穢(ざんえ)は穢れが土地に残り、
接触した人に伝染していく。
タイトルが難しい言葉なので調べました。

幽霊や怪奇現象で怖がらせるホラー映画とは違い、実話を再現したようなリアルな演出だった。
マンションで起きた不可解な出来事の原因を調べ、前の住人、さらにその前と遡っていく。

呪怨のようなビクッとなる恐怖は控えめだが、終盤の掛け軸の演出は怖い。
観客に向けた「穢れ」であり、それを観たあなたに伝染しましたよ、という恐怖を感じた。

原作者の小野不由美は、
「ほんとにあった!呪いのビデオ」が大好きだそうです。
呪いのビデオシリーズの中村義洋が監督なので、映画全体の雰囲気が似ている。

ラストでやりやがった。
どう?ビクッてなった?と中村義洋のしたり顔が目に浮かんだ。
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