うーん。これは良いと評価していいのかが分からない
と言うのは、冒頭のドローン攻撃、ジェラルドバトラーの行動、最後の描写が監督がちゃんとメッセージを込めて意図的に作られたものなのかが分からなかった。
もし、意図的に作られているのなら拍手したいのだが、無意識に作り上げたのならどうもモヤモヤが残る。
そのわけは、劇中で死屍累々になるほどテロリストを殺しまくるのだが、それがアメリカ特有の「やられたらやり返す」なのですよね。911によるアフガン戦争やイラク戦争などを直接メタファーにしているような気がします。
でも、それを主人公の行動も物語の展開も悪いアメリカタイプなので、やや肯定しているように見えます。
最後のシーンが、「ほらやったぜ!」か「こうして反省しない…」なのかで変わってきます。それは鑑賞者の感じ方ということで…
直接テロ関係を描いているなら、ちゃんとした意思表示をして欲しい…
アクションシーンは結構頑張ってました。ロンドンを有効活用したシーンや、最近流行りの長回しでのド迫力戦闘シーンなど、映画の撮影手法にチャレンジ的なところが良かったです。
全体的に見て前作の方が良かったかな。