「いいね!」のために、生きている。
主演は『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー・グレンジャー役で知られるエマ・ワトソン氏とハリウッドスターであるトム・ハンクス氏。
題材は、SNS。概要としては、エマ・ワトソン氏がIT企業ザ・サークルに入社し、全てを可視化させる社風に疑問を持ちながら、働いていくというもの。今どきの物語ではありましたが、そこまで心に響きませんでした。
エマ・ワトソン氏演じるメイ・ホランドのキャラクターが、無邪気なところがあったのだと思います。劇中に24時間全ての私生活を公開することになるのですが、躊躇いがなく、喜んで生活を提供していました。
結果的に親の営みや友人の死を迎えて、サークル社のオープン化に懸念を覚え、退社をするのですが、キャラクターとして弱いかな。
せっかくエマ・ワトソン氏やトム・ハンクス氏などの演技ができる人が出演しているのにも関わらず、オチやキャラクターが弱く、期待して見ると肩透かしを喰らった気分です。
現代のSNSを知りたいのであれば、本作品よりもTwitterを見る方が簡単です。そこにある闇を私たちは付き合っていかないといけないのですからね。