うーむ。なんか、SNS社会に対する問題提議としてはユルいような。
友達にLINEを勧められたものの、メッセージを全くチェックしてなくて、携帯メールに「LINEのメッセージがずっと未読だけど、何かあったの?」と届くくらい、SNS向けじゃない自分ですので、今作の"サークル"の社員をはじめ、一種の宗教みたいな熱狂ぶりは非常に気味が悪い。
大多数の人々が、一つの価値観を信じて疑わない事ってあるのだろうか。
だとしたら、それはかなり歪なポピュラリティーなのでは?
と、思わせる描写はあるものの、んじゃあ、当然生まれるべき反対派の描写は極めて薄い。
なんかイマイチ現実に起こったらヤバいぞコレ感が薄いし、主人公メイにも共感出来ず。
ただ、全てをつまびらかにする"透明"のシステムは、現在の日本の総理はじめ国会議員どもに是非適用してほしいものだ。