自主上映にて。だからか、僕が初レビューで(笑)。与那国島の自衛隊基地建設問題を3年間にわたって追いかけたドキュメンタリー。
自衛隊基地を誘致するかどうかで島が二分。米軍基地で分断され、自衛隊基地で分断され…そんなことばかりよね、沖縄は。
賛成派と反対派の衝突を、監督は反対派に寄り添いながら追いかける。
両者の争いは政治の舞台へ。それがなかなか面白い。選考試験なく採用される役場職員(⁉︎)、実弾が飛びかうとされる町長選挙、最後は50票差で決着する開票作業。怪しいことばかりで(笑)
いや、監督はむしろこの辺りを突っ込むべきではなかったのかなと。反対派よりも賛成派を取材した方が面白いことが続出だったのでは。
インパクトのある素材をいっぱい集めてきて料理したらインパクトが薄れてしまったって感じがしなくもないなと。