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LOVE【3D】のroppuのレビュー・感想・評価

LOVE【3D】(2015年製作の映画)
4.5
出発点はあまりにも自然的、強烈な情熱的な愛は感情剥き出し。愛のエクスタシー。What is your ultimate fantasy?
本作のキャラクター、ギャスパー、フリオ、ノエ、マーフィーはギャスパー•フリオ•ノエ•マーフィーの本名。
カルネ、カノン風のカメラの切り替わりと画のトーン、アレックス風ののストーリー展開、エンターザボイド風のドラッギーエンタメ。やはりテーマは愛であり、それをセックスを用いて語らうが、全くポルノじゃない!!これはポルノじゃないよ。ポルノって、観覧者の性を誘うためだけに作られるでしょう。ただセックスのシーンが多いだけで、ポルノだなんてナンセンスだし、例えば百歩譲ってこれがポルノなら、何が悪い!ってくらいノエは本気。これはアートであり、愛であるとそう語っている。やられたとしか言いようがない。
けど、やはり自分はモザイクが映画世界で1番嫌いな編集の1つ。18禁なんて規制までしといて(それもあまり好きじゃない)、音までリアルにしといて、胸や尻まで見せる。なんなら、モザイク越しに局部の形や毛まで見せておいた上で、モザイクの意味は製作者たちのアートを潰すことしか役割を果たさない。それだけが、気になって気になって、仕方がない。
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