近眼で運動音痴のエディ・エドワーズは幼い頃からオリンピックに憧れを抱いていた。ある時、偶然目にしたスキージャンプに惹かれた彼は選手になろうとするが、イギリスには有力な選手が一人もいないことを知る。エディはイギリスの代表選手になるために、単身ドイツの雪山へ向かう。そこでエディが出会ったのは、元々天才スキージャンパーであったが、今はスキー場で整備係をしている飲んだくれのブロンソン・ピアリーと出会う。
イギリス史上初のスキージャンプオリンピック選手となったマイケル・エディ・エドワーズの実話に基づいた作品。
超王道のスポーツサクセスストーリー。さらに実話もの ときたら、おもしろくないわけがない。演出も優しいテイストで、上映時間も短めで、めちゃくちゃ観やすかったです。観やすかったからといって、中身がないわけでもなく、周りからバカにされても諦めない大切さ、勝ち負けよりもチャレンジすることの意義 などのメッセージ性やエディとピアリーの師弟関係や支えてくれる親の存在 など、シンプルながら強い要素が詰まっていて、ダイレクトに響きました。
こういう類の作品って最後はどんな感じになるか予想はつくんですが、それでもやっぱりアツくならざるを得ないですね。ヴァン・ヘイレンの｢Jump｣が流れるタイミングも最高！思わず｢ジャンプ！｣って口ずさんじゃいました(笑)。マジでこの曲、スポーツと相性抜群ですね。
｢クール・ランニング｣でのジャマイカのボブスレーチームも1988年のカルガリーオリンピックだったから、2つも映画化されるくらい話題性としても、花咲いた大会だったんですね。
観やすくて、ちゃんと心にもグッときて、純粋なおもしろさが詰まった作品だと思いました。
ラストのお父さんのセーターとかサイコーかよ(笑)。
