『お達者コメディ/シルバーギャング』のリメイクらしい。
そちらは観てないけど、今作は明るく仕上げた。
『ジーサンズ』なんて邦題ダサっ。
『シルバーギャング』か『Going in Style』で良かったんじゃない。
この３人のジャケットだけで観る前から☆３つ進呈！
モーガン・フリーマン80歳。
マイケル・ケイン85歳。
アラン・アーキン84歳。
役より更に高齢な彼ら。
この３人だけで強盗やるって(;'∀')
車の運転すら危険なお年ですぞ。
アッパレ過ぎて、頑張れと祈るしかないしょ。
しかもアランの役アルは恋愛まで。
お相手はアン・マーグレット、御年77歳。
ベッドシーンもどきもあります。裸はナシ。観たくもないし。
アラン、ハゲで色気もある、3回⁈嘘…でもあり得るかも？って、何のこっちゃ。
モーガン演じるウィリーは孫娘を溺愛するジョーク好き。
マイケル演じるジョーも孫娘を溺愛する真面目な方。
３人３様の設定の方が面白かったが、平凡でごく普通の善人たち。
FBI捜査官をマット・ディロン。
『クラッシュ』にも似た癖のある警察の役で相変わらず憎らしい。
クリストファー・ロイドが存在感あり、いい味出している。
演じるのが高齢者なら、観る者も高齢者でも優しい作りで。
オチというほどではないが、細かい回収オチがベッタベタ。
血が流れたり、ジイサマたちを地獄に突き落とすようなことはなく、笑って明るく安心して楽しめる。
この名優３人を揃えてベタでもったいないと思う気持ちも少しはあるが、
いつ遺作になるとも分からぬ年齢を考えると、ホンワカして良かったと思う。
３人共に、高齢になってからも精力的に映画に出て大活躍しているのは、恐れ入る。
モーガンとマイケルは『グランド・イリュージョン』２作でも共演したのは記憶に新しい。
アランも70歳過ぎてからオスカーを獲ったり、ノミネートされたりと話題に事欠かない俳優。
とにかく、ダンディー、おしゃれ、色気あり、個性あり。
名優３人の友情にホロリとさせられ、笑わされ、世間への復讐劇にスカっとする！
ジジイを舐めんなよっ！
娯楽映画として楽しい作品だった。
アメリカ・ブルックリンの景色もいいね。
※『狼たちの午後』懐かしい！この映画を観る３人のシーンが好き。
