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ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐのreifのレビュー・感想・評価

5.0
傑作です。特に書く者にはトマス・ウルフの体感と情熱が響く。脚本が凄い。一分の無駄もない、完璧。大恐慌下の陰鬱な NY、世相も知らぬげに作家と編集者、二人で夢中で仕事をする。働きすぎである。何かが生まれる時はああいう熱量が滾っているんだなぁ。ジュード・ロウの愛敬が突き抜けて、トマス・ウルフという変わり者を魅力的に見せる。コリン・ファースは寡黙で「黒子」に徹する編集者。朗読があるので聞き惚れる。ニコール・キッドマンがまた性格のきつい役でよかった。トマス・ウルフ読みたくなる。絶版!
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