Rena

ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐのRenaのレビュー・感想・評価

3.4
トマス・ウルフは全く知らなかったのですが、このくらいの時代背景が好きなのと、キャストが豪華だったので観ました。

驚いたのは、恋に落ちるシーンに何十ページも費やしていたこと!!
それだけ感受性も豊かで、形容詞や比喩が溢れ出てくるからペンも止まらなかったのでしょうね。
削られているかもしれないけれど、素敵な比喩表現がたくさんあったので、トマス・ウルフの作品をぜひ読んでみたいと思いました。

一編集者と作家という間柄ですが、時には友人のような、また、父と息子のような関係にも見える二人でした。
コリン・ファースの抑えた演技、そして、対照的なジュード・ロウの喜怒哀楽が激しい演技もとても素晴らしかったです。

最後の終わり方が好き。
いつまでも余韻に浸っていたい映画でした。
Rena

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