みや

ドント・ブリーズのみやのネタバレレビュー・内容・結末

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

家出資金のために盲目の老人宅へ侵入した三人組が、恐ろしい反撃に合うホラーサスペンス。

何も考えずにWOWOWで予約したら、吹替え版だった。
普段は字幕の方が好きだけれど、水樹奈々・梶裕貴・江口拓也というメンバーだったので嬉しい。

盲目の相手との鬼ごっこ&かくれんぼといった感じで、異様な緊迫感があって面白かった。
何が命取りになるのかが分からず、先が読めない。
タイトルも絶妙。

男から逃げるだけかと思いきや、途中から監禁された女の登場という更なる展開にドキドキした。
暗闇戦や外へ出られてからの逃亡劇も面白いし、結末も好き。
こんなにもスポイトを恐ろしいと感じたのは初めてかもしれない。

殺されそうになる3人は強盗犯だからクズであることはあるのだけれど、なぜだか憎み切れない。
妹と逃げようという理由が同情を誘ってくるし、もう一人は愛ゆえにだし、本当のクズは初っ端に死ぬし、人物たちの設定が良かった。
じいさんはじいさんでクズだから、こちらを応援することも全く無い。
あまりにチートすぎる強さに、ただただ恐怖を感じた。
犬の使われ方も巧い。
90分とコンパクトに纏められ、息つく暇も無かった。


「20年に一本」とか書かれると観る前に萎えちゃうから、それさえ無ければ大満足だった。
こういう煽り文句はいらない。
みや

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