emily

すれ違いのダイアリーズのemilyのレビュー・感想・評価

すれ違いのダイアリーズ(2014年製作の映画)
3.4
水上学校に赴任になったソーン。水道も電気もない学校で、生徒はたった四人。なかなか生徒たちとうまく行かず悪戦苦闘してるところに、前任のエーン先生の日記を見つけ、教育のヒントをもらいやがて恋に落ちていく。翌年には入れ替わりで、エーンが水上学校に戻り、今度はソーンが書き足していた日記を見つけ、大事なものを思い出し、恋に落ちていく。

字を書く機会も少なくなった現代社会に日記や手紙というツールを使って過去と現在をパラレルに描写し、過去が今につながり、今がまた過去になっていく当たり前のことを思い出させてくれる。

自分もかこも誰かの何かになったり、また人の過去から学んだりして今を繋げている。大事なのは今、いつかは過去になる今を大切に生きることを改めて考えさせられる。

また顔が見えなくても、文字の書き方や、形、表現法などで、その人の人格は浮かび上がってくる。人が誰かに恋をするとき、外見ももちろん大事だが、やはり大事なのはその人の心である。

恋愛においても、人生においても壮大なタイの自然とコメディタッチの暖かなドラマが大事な何かを思い出させてくれること間違いないだろう
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