すれ違いのダイアリーズの作品情報・感想・評価

すれ違いのダイアリーズ2014年製作の映画)

KidTueng Wittaya/The Teacher's Diary

上映日:2016年05月14日

製作国:

上映時間:110分

4.0

あらすじ

電気なし水道なし、携帯電話さえも繋がらない僻地の水上学校に教師としてやってきたダメ青年のソーン。教師といっても教師経験はまったくなし。超やんちゃな子供たちに囲まれ、ドタバタ失敗ばかりの毎日。そのうえ街に残してきた恋人にもフラれ、落ち込むばかり。そんなある日、前任の女性教師エーンが残していった一冊のノートを見つける。それは彼女の日記だった。そこには、エーンの教師としての悩みや喜びだけでなく、若い女…

電気なし水道なし、携帯電話さえも繋がらない僻地の水上学校に教師としてやってきたダメ青年のソーン。教師といっても教師経験はまったくなし。超やんちゃな子供たちに囲まれ、ドタバタ失敗ばかりの毎日。そのうえ街に残してきた恋人にもフラれ、落ち込むばかり。そんなある日、前任の女性教師エーンが残していった一冊のノートを見つける。それは彼女の日記だった。そこには、エーンの教師としての悩みや喜びだけでなく、若い女性としての感情も綴られていた。その日記を読むうちに、ソーンは会ったこともない彼女に恋してしまうが、やがて……。

「すれ違いのダイアリーズ」に投稿された感想・評価

miu

miuの感想・評価

3.5
初めてのタイ映画。淋しい気持ちを胸に持ちながらも純粋に子供たちと向き合う2人の先生、可愛すぎる子どもたち、とても心が洗われるような映画でした。観てよかった!って素直に思えるような。
この2人のこれからがとても気になる!続編があれば絶対見に行くなあ。
Shizka

Shizkaの感想・評価

3.6
かわいいラブストーリー、終始ニヤニヤしっ放し。とてもベタな展開だが、タイ映画初心者にはちょうどいい。

物語冒頭の、ん?これは何年後の話なんだ?という観客を考えさせる設定もなかなかいい味
亘

亘の感想・評価

4.0
【日記が繋ぐ失恋学校の2人】
タイの山奥。新米教師ソーンは水上分校に赴任するが指導方法に悩み空回りする。ある日彼は日記を発見。それは彼と似た悩みを抱えた前任女性教師エーンの物だった。日記を読むうち彼はまだ見ぬエーンに惹かれる。

1冊の日記を通してまだあったこともない2人の若手教師がつながり互いに寄り添いエールを送りあう。単なる交換日記だったらこんなにロマンチックで印象深い作品にはならないはず。今作を良作にしてるのは、舞台設定と時間を経たすれ違い。水上分校というある意味"激レア"な赴任先だったからこそまだ見ぬ相手にも連帯感が生まれ、自分の書いた日記が1年後の相手を励ますのだ。

舞台は、全校生徒数1桁、電気も水道もない辺ぴな、いわば"貧乏くじ"の小学校の水上分校。"普通"の先生だから絶対に避ける赴任先。つまりソーンとエーンは2人とも"曰く付き"なのだ。ソーンは元レスラーで教員経験ゼロ。職探しの中で空席だった水上分校の教員をすることになった。だから教え方も全く分からなくて当初生徒たちからは距離を取られる。一方エーンは、奔放な教師で腕に星のタトゥーを入れたことを問題視され左遷された。

なんといっても面白いのは、2人の行動が1年越しで重なるところ。特に冒頭は2人の行動がテンポよく切り替わるしソーンのコメディ要素が満載で一気に引き込まれる。エーンが水・電気がないのに驚けば1年後ソーンもそれに驚く。川で泳いだエーンが腕にアレルギーを起こせば1年後ソーンは手にアレルギーを起こす。そしてエーンが恋人と別れれば1年後ソーンも恋人と別れてしまうのだ。恋人と離れ離れになってしまう"失恋学校"なのだ。他にもエーンの言葉が1年後ソーンを助けたりそんなシンクロが重なる。そして児童たちのエーン先生愛もあってソーンはエーンに惹かれる。

さらに2人のシンクロを面白くするのは、ソーンが去った後再びエーンが水上分校へ戻り、日記をみつけること。1年前はソーンがエーンに惹かれていたのに今度はエーンがソーンに惹かれる番になる。エーンはソーンほど頭は良くないし教員素人。でも彼の必死さ・愚直さはエーンの理想。つまり彼らは似た者同士で足りない部分を補い合えるのだ。単なる事実の重なりだけでなく、2人の内面の重なりが見えてくると、話の雰囲気は一気にロマンチックな方向へと転換する。

終盤は2人が出会うのか出会わないのか、彼らの距離が近づいたり離れたりするから先が読めなくなる。特にエーンの下に現れた未練たらたらの元彼は日記を持ち出したりしてある意味一番悪役。それでも最後には2人が対面出来てほっとしたし嬉しかった。2人はきっと好きな場所にいられて幸せだろうし、この後の水上学校は前よりも楽しい学校になりそう。

印象に残ったシーン:2人の行動がシンクロするシーン。ソーンがエーンを探すシーン。エーンがソーンを探すシーン。2人が出会うシーン。

印象に残ったセリフ:「星のタトゥーに導かれて、こんなところまで来てしまうなんて」

余談
・原題は「恋しい学校」という意味です。
・モデルとなったのはタイ中部ランプーン県にある学校で、監督がその学校の教師から話を聞いたそうです。
・知らない人の日記を通して相手に興味を持つというアイデアは、実際に監督の周囲で起こったことのようです。公式サイトのインタビューによると、プロデューサーのが忘れ物の日記を読み感動し、最終的には元の持ち主と結婚したそうです。
うさこ

うさこの感想・評価

4.0
タイの映画初めて見たけどすごく良かった! 過去と現在のエピソードがシンクロしていくあたりすごく好き。

主役の男性が最初頼りなくて見ててイライラしてたけど、見てるうちにどんどん魅力的な人間になって最後には好きになってた。

実話が元らしいけど、この作品に関しては実話じゃないほうがしっくり来たかなぁ。
TakashiM

TakashiMの感想・評価

4.6

このレビューはネタバレを含みます

主人公のソーン先生、ダメ男っぷりがなんとなくキモいなあと思っていたら、台風で学校の屋根も壁も壊れてしまったというのに、飛んでいった日記探しを最優先するストーカー並みのキモさ。
エーンが結婚することを知り、その勤め先までなぜか行ってしまうという・・完全にストーカーじゃんか!きも!
と思っていたが、彼女にふられ、仕事もうまくいかず、話し相手もいない孤独な心に共感してしまい、さらにソーン先生、自分を振り返り、反省し、成長する。これは許す!

そしてエーン先生、よくぞ気付いた。人を好きになることと、価値観が共有できることは必ずしも一致しないのだよ。そうそう、その通り。オレも時々悩むなう。

そんな二人の気持ちにどっぷり浸かり、後半からは本当に気持ちよく映画の世界にハマることができた。

素晴らしい名作。明日からの仕事、気合い入れて行けそうや!
uk

ukの感想・評価

4.5
どんな環境で、どんなことを教えるか、何が大切か、そういうところって教師だけじゃなくてどんな人にでも当てはまることだと思う。
水上分校という環境で、一人ひとりに近づいて、生きていくための勉強をする。
子どもを通じてお互いを知っていく。

普通に良い映画だなと思っていたけど終わりのあれくらいな感じが良くて最後気持ち良くて点数上がった。恋愛映画だけど爽やか。

自然、教育、価値観。設定も○。

タイ語って形が自然ぽくて洒落てる。
初めてタイの映画を見たかもしれないけど2時間弱優しい気持ちになれた!!

水上学校ってだけで面白い設定だしそこに通う生徒も個性的でかわいい^_^

水上ならではの問題点も多くあるけどみんなのびのびしていてすごく素敵だった!

何よりソーン先生とエーン先生が最高!一緒に成長している感じがした!

でもどんだけすれ違うんだよってずっと思ってた笑笑
街から離れ、タイの奥地にある水上分校(小学校)に赴任した男性教師ソーンは、前任者の女性教師エーンが忘れて行った日記を見つける。日記を読んで生徒との接し方を学び、成長していくなかで、次第に、一度も会ったことのない女性教師に惹かれていく——。

ソーン先生とエーン先生、2つの異なる時間軸の話が、平行して進んでいく。現在と過去の時差のあるカット割りはテンポが良くて、引き込まれてしまう。

後半になって、2人の時間軸が一つになったかと思ったのは束の間、2人は見事なまでに、すれ違ってしまう…(※タイトルに「すれ違い」と入ってるのは伊達ではない)。

タイのすれ違いの映画は、「彗星」も「入れ替わり」もない。シンプルで、そして、これ以上ないくらいピュアなラブストーリーだ。

また、生徒と先生がテストのために頑張る姿や、不登校の子を呼び戻すために奮闘する姿は、しっかりと“学校映画”もしている。この生徒たちの行動の一つ一つが可愛いくて、ほっこりする。この映画の見どころの一つだ。

期待を裏切らないラストで、観終わった後も、幸せな余韻がずっと続いている。
ストーリー展開は正直予想通りだったけど、その素直で変にひねくれたりしてないところがむしろ良かった!
コメディ要素もあって見事なまでにすれ違う2人の恋を応援したくなった。

水上学校での生活はあまりにも斬新で、驚きもあったけれど、それ以上にそこからたくさんのことを学んだように感じる。
学歴社会の日本で学校や教育とは、今思い返せば、いい大学に進むため、いい企業に就職するためひたすら知識を頭に詰め込む作業だった。
作中でも、漁師を目指すためあまり登校しない児童に対して「このまま漁師になるだけでいいの?」と問いかけるシーンがあった。
すると子供達は、漁師になること、水上で暮らしていく未来を夢見ていると答え、思わずハッとした。
有名な大学に進学し、大企業に就職して都会に住むことこそが幸せではない、という至極単純なことを忘れてしまっていた。
学校で勉強するということ・住み慣れた地で変わらない日常を送るという幸せについても、この映画を通して、子供達の無垢な笑顔から学んだ。


まだまだ彼らのようなピュアな心を持つのは程遠いようで心の汚れた私は、授業中に彼氏の不倫相手が登場して、そのまま授業放棄ってあり得るの?とか、一教師が算数や数学すらまともに理解できないって何?とか、エーン先生が彼氏に連れられて船へ乗ったとき行きに持っていたカバン、帰りはどうしたの?とか、どうでもいいところばかり気になってしまった。笑
nk

nkの感想・評価

3.5
悪くはない、けど特別響くものもない、The普通でした。評価が良かったから期待しすぎたかも…。

水上学校で教員をすることになったが、失敗ばかりの教師ソーンが、前任者のできる教師エーンの日記を見つけ恋をする話。

ストーリーはすごく分かりやすいです。逆にいえばオチが読めて、大きな起伏もないし、少し飽きてしまいました。景色も綺麗なんだけど、閑散として見えてしまい、特に胸打たれるものもなく…。

孤独な状況で、同じ境遇の異性の日記を見て、励まされ支えられているようで恋心が芽生える。ネットでもそういうのは良くあると思うので、心情は理解しやすくて良かったです。そこで勝手にソーンが一喜一憂するのも可愛かった!
エーンは凛としてすっごく綺麗でした。が、ヌイの最低エピソードは置いといて、教育方針の違いから別れるなら、そもそも教師と付き合うのやめた方がいいと思う。教育って何が正しいとか無いと思うし、どんな方法にしろメリットデメリット、教師のエゴがあると思うから。
ああいう教え方素敵…!って惚れたなら、逆にそんな教え方最悪…!って冷めることになりそう。余計なお世話です!お幸せに!

ヌイは最低なので学校中に噂が広まればいいと思います。

全体的に微笑ましくて、ほっこりしたい時にはベストだと思います!子供たちも素直で可愛い。良くも悪くも当たり障りのない映画だと思いました。
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