チッコーネ

京城学校 消えた少女たちのチッコーネのレビュー・感想・評価

京城学校 消えた少女たち(2015年製作の映画)
2.5
「ここに向かっていたのか」というクライマックスが決定的にくだらないのは残念だが、全体の4/5ぐらいは、エキセントリックなデティールで埋め尽くされている作品。
それゆえ「もしかして製作中に、路線変更の憂き目にあったのかしらん」と想像する余地も。

プラトニックなレズビアンの薫りが充満する世界は、女子寮ものならでは。
凄まじいホラー演技を披露する若い女優の存在感も、すごい。

時代背景を鑑み、日本を徹底的に敵役へ落とし込む脚本は目耳に痛かったが、同時に「もう朝鮮にうんざり!私はどうしても皇民として日本に入りたい!」という強烈な台詞も挿入されていた。