ぬーたん

ダークタワーのぬーたんのレビュー・感想・評価

ダークタワー(2017年製作の映画)
3.2
多分好みではないと思いつつ、マコノヒー目当てで観た。
原作はスティーヴン・キングの長編小説、未読。
このながーい7部作の原作を1つの映画に、しかも何故か95分とかなり短い映画に。
そりゃ無理だわさ。
圧縮パックし過ぎてぺっちゃんこ!という感じ。
『ゲーム・オブ・スローンズ』を1作にしたら魅力ないもの、そんな感じなのかも?予算がないのなら俳優は無名でも、連続ドラマにした方が良かったのでは?
そもそもダークタワーがどういうものかということさえ良く分からなかった。
物語を進めるのは、特別な才能・シャイニングを持った少年ジェイク。
トム・テイラーが演じた。ごく普通の容姿であまり印象には残らない。
ラスト近くで顔を下からアップで映す時に、鼻の穴が大きくてそれが印象に残ったかな(笑)
恐ろしい夢を絵に描いたり、それをわざわざ壁に貼ったりしてるのが、何だかわざとらしい感じ。
絵に描いたガンスリンガーのローランド。
ダークタワーを守る主役だ。
イドリス・エルバが演じた。
近年大活躍!カッコいい!しかし
原作では黒人ではなかったらしいが、原作のファンはどう思ったのかな?
最近のハリウッド映画は、原作を無視してもやたらと色々な人種を使って、何を狙っているのかアピールしてるのか…
このガンスリンガー、最初は少年を邪険にするが、割とあっさり受け入れる。まあ、時間が無いからなんだろうが。
ガンさばきはカッコいいし、魅力あるキャラだが、この人物の背景も何だか良くは分からない。
そして、マシュー・マコノヒー。
今回は黒衣の男。悪役である。
顔はデカいが、何を演じてもカッコ良くて、キュンとなるわん。
冷血な感じもピッタリで、役にはまっていた。
ただ、マコちゃんは実力があるので、やっぱりこういう役を敢えて引き受けなくて良いのに…と思ってしまう。
『ドクターストレンジ』のガンバーちゃんの時と同じ違和感を感じる。
違和感と言うよりがっかり感かなぁ。
ラストの闘いでもちょっと恥ずかしい感じで観てしまうのは、何だかああいう攻撃をするキャラとマコが似合わないからかな。

ストーリー自体は面白く、ダークファンタジーという感じで大人も楽しめる設定だ。
ただ何度もいう様に、描き方が足りず時間が足りず、理解出来ないままどんどん進んで行く感じで、感情移入もあまり出来なかった。
続編はあるのかしら?
続編よりもドラマにして欲しい。
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