新作を鑑賞してあらためて、「バッドボーイズ」シリーズが娯楽アクション映画として偉大な作品であることを実感。アクション映画といっても様々なので一括りにはできないが、間違いなく現代映画史に残る作品。主演が黒人俳優であること、バディ映画らしい軽妙なトークとユーモアと人情、無駄にド派手で市民を巻き込みまくりのアクション・爆発・銃撃。本シリーズならではの作風を確立しており、似たような要素を持った作品は数多くあるけれども、ここまでのスケールとクオリティ(ここまでのお金の掛け方)のものは他にない。
ウィル・スミス×マーティン・ローレンスのコンビは変わらず完璧なコラボレーション。ほぼ舞台はこの2人のために用意されているが、周りのチームメイトの絡みも楽しい。アクションも毎作品でなにかしら新しく見るものがあって、単なる焼き直しではなく成長を感じる。結構容赦なく血が飛び散る感じも、それを見てマーティン・ローレンスが「おえ〜〜〜」ってなってくれるから嫌悪感なく見ていられる。
とにかく「バッドボーイズ」はすべてがバランス良くマッチしたアクション映画の金字塔!