なんで今バービーなんだろ?と思ってたけど、バービーが良くも悪くも影響を与えたその先の社会(の有様)を描きたかったのかと理解した。
前情報なく観たからか、気が付いたら泣いてるくらい面白かった。フェミニズムとか何とかよりも、サラリと流れた『誤った自己認識が争いを生む』って台詞が全てだと思った。ミームのせいで観る人が減るのはもったいなかろう。
現実では、自分らしく、が逆に呪いになる場面も多くて、『自分次第なんだから!あなたはあなたらしく居ればいい!』って言われても、まず社会とか飛び込んだ先の世界とか目の前の相手が、無意識に"私"を許さないことだって沢山あるんだよ。舐めるように見てくる通行人の目を、私が変えることはできないし。
でもなんか、それも言語化したら少しずつ、どっかで同じような思いをしてる人のことをエンパワメントできるのかなと思った。とにかく、高慢と偏見を観た後にキューティブロンドを観たくなるような、気力を貰える映画だった。👱🏼♀️