バービー人形ワールドと人間ワールドをバービーと人間が行ったり来たりする話！
自分、マーゴットロビー推しなので楽しみな作品でした。まずは率直な感想から。最初はこんなん正気の沙汰じゃねえから何か裏がある作品なんじゃないか、と思ってましたが、裏も表も含めて面白かったです。自分が子供の時て、例えば自分が好きだったのは「ロジャーラビット」とかだったのですが、昔はこんなファンタジーめいた映画ばっかりで、それのどれもが超面白かったよなぁ、てノスタルジックな気持ちになったのと、リズム感とコント感が自分の感性に合ってました。これ主演２人の重要なキャリアになったのでは。
作品自体ただふざけてるだけにならないよう、男女の人生観に重きを置いていて、この問題てもう良くない？て思ってる側に「まだ良くないよ！」て言ってくる気高さも兼ね備えられています。最後、実は自分は「？」てなったのですが、「？」てなっちまうのがそういうことなんだよ！と。
レイトショーで劇場には自分と３人連れだけだったのですが、終劇後、その１人が「私、めっちゃ泣いたんだけど」て言ってて他の2人が「え？」て言ってたのが印象的でした。それぞれの価値基準で刺さり方も変わる。俺はとりあえず帰ってMatchbox Twenty聞きましたね。
野暮だけど、ここにこういうことを書くことすら、ちょっと憚られてしまう状態には結構イライラしている。面白かったんだよ、それだけは間違いねえんだから。誰に怒りぶつけていいかわからない、ていうのが外側の感想です。
