話自体は史実として興味深いしおじじトリオも安定感あって良かったが壮大な話を3時間半ダラダラと語るくらいならドラマで良い。物騒おじいさんモノならアウトレイジ最終章みたいによぼよぼなりに威勢が欲しい。クライマックスのテンポは上がったが、盛り上がるところを静かにやればオシャレというテンプレ感強め。主演男優たちが若返ったり老けたりするのは見物だったが、動きの鈍さまではさすがに変えられなかった。娘を押したバイト先の店長をボコるシーン、どう見てもデニーロの勢いでそこまで吹っ飛ばないし、蹴りを入れるデニーロが転倒するのではとハラハラさせられるおぼつかなさだった。また、パチーノがグレアム(Provenzano)に飛びかかるシーンでもスタントマンに切り替わったのがあからさますぎて一瞬パチーノが消えたのかと思った。