soutaの映画まとめ

ノクターナル・アニマルズのsoutaの映画まとめのネタバレレビュー・内容・結末

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

【soutaの映画つぶやき No.1036】
"ノクターナル・アニマルズ"


アートギャラリーのオーナーとして成功し裕福な生活を送るスーザン、ある日19年前に別れた元夫エドワードから自作の小説が届く。ショッキングな内容だがその小説に惹き込まれたスーザンはエドワードと再会を取り付けるが、、


正直鑑賞直後は????が溢れたけど、この手の見る者によって解釈が分かれる作品を見るのは久しぶりだった。ちょっと前は難解映画を好き好んで見ていたのに最近すっかり見なくなった事に気付かされた。ジェイク・ギレンホール出演の難解映画が本当に多いな笑

19年経ってエドワードは何故この小説をスーザンに送ったのか、才能がないと見限った復讐なのか。スーザンが小説を読んでいるシーンは、物語にのめり込んでるようにも見えてどこか現実の出来事を示唆?して驚いてるようにも見えた。それは二人だけにしか分からないこと。

ラストシーン、スーザンはきっとエドワードと再会を楽しみにして何らかを期待したはず。でもここでスーザンの期待を裏切らせるところまでがエドワードのやりたかった復讐なんじゃないだろうか。ここに正解はないけど、見る者に含みを持たせてどの登場人物に焦点を当てるかで解釈が変わってくる映画は見る度に発見があって面白い。2回目はきっと感想が変わるかもしれない。

胸糞悪いしすっきりしない、意味が分からないとしても、小説パートや現代パートはハラハラして最後まで惹き込まれた。冒頭でもう裸のおばさんが踊ってるところからインパクトが大きすぎた笑