やまぞう

ノクターナル・アニマルズのやまぞうのレビュー・感想・評価

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)
5.0
ファッションデザイナーとして名声を得ているトム・フォード監督作品らしく、要所要所にセンスが光るなー。

金も仕事も満たされて、イケメンのダンナもいるブルジョワ層のスーザン。
人も羨むような生活だが、何故か満たされない思いを抱いている。

そんなある日、20年前に別れた元夫から、彼が書いた小説が送られてくる...

「夜の獣たち」という題名のその小説は極めて暴力的な内容で、観ている自分もすっかりドス黒い気分に。

果たして、この小説を送った元夫の意図は何なのか?

普通に考えたら、こーんな嫌な気分になる小説を送ってきたらもう、嫌がらせかよっ!と思うのだが。

そこは、彼等の過去と微妙にリンクしているのか、エイミー・アダムス演じる妻は何やら衝撃を受けているようだ。

自らが捨て去った過去は、二度と取り戻す事は出来ない。

後悔先に立たず。
覆水盆に返らず。

うーむ。色々と解説して欲しいところも多々あるが、映像の美しさと引き込まれてゆくストーリー展開は圧巻。
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