このレビューはネタバレを含みます
かっこいいなと思う川柳というのがあって、そこにそれがあると知っていても見えていなかったもの、その悲しみや切なさ、虚しさや愁いを可笑しさでもって一句にしたものがそれで、この作品の、たとえばはじめて自分で運転するくだりなど、ところどころにそうした自分の好きな川柳と出会えたときのような気分になれる瞬間があった。よかった。
あと、シックスピーポー速射砲は、あれ実質1ピーポー分にもなってないのではないかとと思ったりもしたが、変に長いのもダメらしいから、お前ぇはそれでいいや(©︎アントニオ猪木)