このレビューはネタバレを含みます
ギミックを仕込んだアイテムや不謹慎だけどカタルシスのある殺戮演出といったキングスマンに期待していたものがあんまり出てこなかったのは少し残念。
あと、アクション映画ではよくあって、ホントいい加減なんとかならないのかとも思うのだけれども、どうせ羊飼いの地位に就く者は移り変わるというなら、ハゲの正体が暴かれてからさらにどんでん返しか何かあって、最終的にはラスプーチンとバトルとかしてくれないと、物語の積み重ねや佇まいなどで中ボスより劣った小物感のあるラスボスというのはやっぱり気持ちがあがらない。
それでも、戦争周りの、それこそ息子が自軍に殺されることの皮肉など、物語だからこその死を使った主張の仕方などはしびれたので、つまらなかったとかは決してなく、さらっと見れらて結構深いというのは娯楽作品として真っ当以上なので、まあ期待したものではなかったけどこれはこれで、みたいな着地。偉そうに。