しゃび

四月は君の嘘のしゃびのレビュー・感想・評価

四月は君の嘘(2016年製作の映画)
2.8
思ったより退屈だったかなぁ…
映画としてのボキャブラリーに乏しく、映像的にワンパターン。始めのうちはいいけれど、ずっとやられると飽きてくる。

ちなみに原作も過去に読了済。
原作は全11巻という通常の尺だが、主人公とヒロインの背景が明解で分かりやすく、またトントン拍子の展開にも違和感がない設定なので、映画の尺にも収めやすい。
比較的映画化しやすい作品なのではなかろうか。

原作自体けっこう好きだったのもあって、楽しめるかなと期待したが、うーんという感じ…
そもそも、主要キャラ4人のうち3人の演技が残念すぎる…特に、主人公の幼馴染役の石井杏奈がかなり足を引っ張っている。役どころとしては重要なはずなのに、下手すぎてただの橋渡し的な脇役と化してしまっている。

ただ、やはり広瀬すずの演技の質は高い。
そんな有様でも、映画として強引に成り立たせてしまうだけの存在感を感じた。
なので彼女のオンステージとして観るなら、それなりにいい映画なのかもしれない。
なんだか似合わないメイクをしていたのが気になるところだが…

レビューの点数も広瀬すず分で1点加算しているイメージ。
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