Shintaro

ソーセージ・パーティーのShintaroのレビュー・感想・評価

ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)
3.8
世の中にこうゆう考え方してる奴が居てくれるだけでありがとう。

ついに『チームアメリカ』に並ぶ下劣作が公開されましたね。
R15以内で出来る最大限を詰め込んでおります。
バカでも笑える作品は素晴らしいですね。僕みたいな能無し野郎でも腹筋にキますわ。
手描きアニメーションで過去を語るとこなんかもウケます。
出来損ないが混じってる件もアホすぎて…。
プライベートライアン的なショック残酷シーンは胸が踊ります。
ラストのカタルシスは、正に本来の原始的なカタルシスでした。
これは正直 引く 一歩手前ぐらい容赦無かった。
首チョンパのところは一瞬目を疑いました。”うわーっ、やっちゃったよ、こいつら!”

ただ、真面目な話 異人種との交流と和解みたいなもんも描かれてはいますが、あくまで単なる風刺程度で、ここ最近のディズニーの挑戦には到底及びません。ギャグをカッ飛ばし過ぎてややテーマ性が安っぽいと感じたのは事実。
最近、アメリカ人の異常な食文化に警鐘を鳴らしたドキュメンタリーがいくつかあり、その流れなのかなとは思いましたが、う〜んやっぱやり過ぎかなと思いました。

まぁなんだかんだ言っても、どちらかに振り切った覚悟を感じる作品で非常に嬉しいです。
普段映画とかアニメ観ない人が、ここから ”そうゆう世界もあるんだ”といろいろ開拓していって欲しいなと感じましたね。
認識の視野が広がる作品は素晴らしい!!
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