想像以上の良作。
ジャズマンの映画だから音楽がカッコイイのに加え、ストーリーがしっかりしてるしテンポが良くて観やすい。映像もとても綺麗だった。
だいぶ脚色してるらしいけど、それが功を奏したのかも。
何より、ダメなんだけどほっとけない人間味あふれるチェットを演じたイーサン・ホークが素晴らしく、彼自身が歌う繊細なMy Funny Valentineは甘すぎて溶けそうになる。
親父との関係の描き方も、さりげないけど上手いなあ。
ラストシーンも良かった。視線だけで交わされる2人のやり取りがあまりに哀しく、そして美しい。