休日の朝、ベットの中でぼんやりと見始めた
安いエロコメディだろうとタイトルから選んだ
ふやけきった頭にはちょうどいい
しかし、キャスティングのセンスがよすぎる
つまらない脚本には出てこない人たちが出てきていい芝居をしている
なんじゃこりゃ
導入から次のシーンの予測がつかない
裏切られていく心地よさ
展開が待ち遠しくなる
グイグイと惹きつけらる
語り口が本当に見事だ
あまりの上手さに途中何度かゾクゾクと感涙した
これは喜劇的な悲劇で悲劇的な喜劇である
こんなのをなんというんだっけ
そうだ!
フランク・キャプラだ!
スクリューボールコメディだ!
久しぶりに観たスクリューボール
この映画の素性、作家の履歴が気になった
脚本、監督の山内ケンジ氏は岸田国士戯曲賞をとった舞台演出家だと無知にしてこの映画で初めて知って得心す