夫を亡くしたばかりのマドレーヌお婆ちゃん。
郵便局を定年退職した息子は妻から離婚を切り出されてオロオロ。
大学生の孫息子はマドレーヌお婆ちゃんの一番の理解者で仲良し。
3世代の人間がそれぞれの人生の岐路をどう切り抜けて行くのか。
孫息子の「人生はあっという間だね〜」という一言にお婆ちゃんは何かを思い立つ。
特別な何かが起こるわけではないけれど、一度きりの人生、一日限りの今日をどう過ごすのか…そんな事を考えさせられる。
「仕立て屋の恋」のミシェル・ブランが小心者の中年男で何かと笑わせてくれるし、孫息子のルームメイトや恋愛指南をするサービスエリアの店員、投身自殺のコツを教える観光案内所の受付など脇役のキャラが良い。
しかし一番のヒットはエンディングの曲「Le Bonheur」(幸せ)
♪ 幸せを恐れないで そんなものここにも、どこにも存在しないから ♪
♪ 明日は死ぬかもしれない 流れのままに ♪
♪ 秘密の宝物は私達の足元にある その上で転ばないで ♪
♪ 人生が一度きりなんて、でも贈り物を貰ったわ、それは貴方との出会い♪
♪ 幸せを恐れないで そんなもの存在しないから… ♪
こんな事をさらりと歌ってくれるフランス映画…良いわ〜(笑)
