Yuma

暗殺のYumaのレビュー・感想・評価

暗殺(2015年製作の映画)
4.4
あーー!楽しい!
基本的に監督、キャストは名作泥棒たちを継承してるし、あのキャスティングがそもそも奇跡的といって良いほど最高のメンツだったわけなのだから、完全ではないにしろ彼らの活躍がまた見られるってだけでこっちは最初からテンションMAXでスタートなわけです。

日本占領下の1933年に反乱軍が虐殺将校と売国奴を暗殺するミッションの話です。

もちろん暗殺したら状況が変わるわけじゃない、けどそれしか出来ることがないならそれをやるしかない。
辛い現実を言い訳にした側と辛くても解放を信じて長い年月を戦い続けた側がどうなるのか。
これは今時みると刺さります。

個人的に印象に残ったのが衣装がすごく素敵!
色の配置もしかり、古風なんだけど形がハイカラっていうか、特にチョンジヒョンさんのロングコート着てる姿で、腰回りまでシュッとして動くと下半身の部分がフワッと回る感じがめちゃくちゃカッコいいし、これに丸メガネとライフルが似合いすぎる。

他にも一人ひとり指摘したいくらいビジュアルが最高です。
三越の華やかさも見てて楽しい。

それにしても泥棒たちのマカオパクに続き今回のハワイピストルって、ユニークなネーミングセンスよな。あと速射砲ってのもイイ!

あと今回も新しい銃の使い方、出ましたね!
ハジョンウさんは前のベルリンファイルでグリップで殴るというアクションがありましたが、今回は売って熱くなった銃身を押し付けるという、たしかにアリだわ。こういう細かい一つ一つの積み重ねが名作を作ると思います。
Yuma

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