”良かったです、好きです”
静止画で初めて見た造形に心奪われてから、”…観たい” とふつふつ気持ちが湧いておりまして。
最近シネコン系でこうゆうSFを観てなかったので新鮮で心臓の鼓動が聞こえてくるような感覚を思い出した映画です。
SFって(もちろんどんな映画も)音楽って大切ですね。op&edの優しいメロディも 人の人生を追体験してる気分を、思っ切り哀愁が襲ってくるような感覚で流れてきます。…もう冒頭の静寂さが美しいのでその時点で能動的に観ようとします。
ファーストコンタクトに流れるbgmも恐怖と神秘性を一緒くたに味わえます。まるで僕らは次の次元に旅立った感覚になりますよね。
比較しちゃかわいそうなんですが、インターステラーを遥かに超えた”愛”の物語だし、同時にコミニュケーションの在り方にも言及できるような内容で素晴らしかったです。
この映画のカオスな世界観(政治的な側面など)の中に現れる”来訪者”。
慌てふためきつつ国ごとに全然違うアプローチでコミニュケートしていく様が 我々の身近な現実を俯瞰視してるように感じました。
”争い”の意味をシンプルに考えるキッカケにもなりました。
ラストはほんの少し駆け足な気もしましたが、これは良いSFを見たとしみじみと感じさせてくれました。
日本のアニメ監督が賞賛コメントを出すのはわかります。
”これ、アニメで出来たらチョー面白そうだもん”
『2001年』のように悟りの域に人間が到達する前に、私たちが必要とする最大の”武器”とは？
ミステリー要素もたっぷりある映画ですので 難解とか静かなとかそうゆうジャンルではありません。ちゃんとエンターテイメントなSF映画です！
