翼

アントマン&ワスプの翼のネタバレレビュー・内容・結末

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

ラボをとったとられたの三つ巴の追いかけっこをずーーっとやってて、スコットと相棒のジョークの度にシーンが止まるのでとにかくテンポが悪い。さっさと議題消化したい会議で余計なユーモアで和ませようと脱線させる自称ムードメーカーみたいなヤツがチームに二人いるみたいな疲労感に似てる。そのオチャラケが好きな人にはハマり、私みたいなタイプはイライラする地獄のミーティング二極化抗争がレビュー欄で勃発している。
んでバトルも量子分解の敵でスカッ!アントマンもワスプも小さくなってかわしてスカッ!って基本空振りバトルだから変なストレスが溜まる。
「大/小さくなって問題解決!」ってアイデア自体は面白いんだけどそのネタだけで二作は辛い。アントマンとワスプの性能の違いもほとんどないので、二人になってもバディ感ないというか。目的もママを量子世界から救うことに絞られてるので中盤から引き伸ばし感が否めず、なんとかエンドゲームまで繋ぎきった、みたいな読後感。
前作が単作としても完結する、ホームアローンやピーターパンのような夢のある作風だっただけに、終わり方が酷。アントマン単品のファンのキッズ達はスタッフロールの間に離席させてあげるのが愛情ってもんだね。大アリがドラム叩くなんて面白いでしょ?なエンディングでお茶を濁してもダメ。
翼