Masato

アントマン&ワスプのMasatoのレビュー・感想・評価

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)
4.0

復習鑑賞(2023.02.11) 3.5 → 4.0
今見ると面白く感じた。インフィニティ・ウォー直後だったからだな。尻すぼみ感はあるけど、複雑に絡みあうストーリーがすごい。
量子世界に行ったときに、一瞬だけ街が見えてたのに気づいた。伏線あったんや…。


↓鑑賞当時

ブラックパンサーとアベンジャーズ:IWの陰でひっそりと公開された超大作。

正直、上記2作品が神がかっていたので、超大作なのにもかかわらず、スケールが小さく感じてしまった。だが、出来は相変わらずのMCUクオリティで面白い。

最近の良作ヒーローものの流れをくむ良いストーリー。勧善懲悪ではない魅力的な悪役、コミカルなシーンを間に入れて雰囲気をシリアスにはせず、良いところどりのカジュアルかつ楽しい構成。血縁関係を絡ませるハートフルな物語。

大きさを自由変幻に変えてのアクションは前作に並んですばらしく、またリアルのアリを従えてるのがすごく面白く、子ども心をくすぶりワクワクした。

主人公のヘタレっぷりが泣けてくる。ソコヴィア協定を破ってキャップに手を貸したせいで、自宅に軟禁。その後も、ワスプとピム博士が忙しそうなのに、ヘマして下手に何もすることができない空気をマジマジと感じてしまっているあの表情が辛い。

インフィニティウォーでヒーローたちが死ぬ気で戦ってる間に、あのアリ野郎は何をしていたのかがわかる。そして、クレジット後の映像はタイトル未定のアベンジャーズ第4弾へとつながる非常に重要な映像になっているから、必ず見なければならない(逆にMCU見てない人は意味不明)。IWでの、あの衝撃と鬱具合が蘇ってきて辛かった。

キャスト面に関して、数年前に騒がせたあの映画で金正恩役を演じたランドール・パクがかなりの長尺で出ていて、生存確認をしたと同時に嬉しさがこみ上げた。あの人の微妙な空気をうませる演技が好き。小物がよく似合うウォルトンゴギンズに名脇役ローレンスフィッシュバーン。話題作に続々と出演中のハナー・ジョン・カーメン。あのミシェルファイファーが奥さん役で出るということは、今後の作品展開も見据えてのことか?
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