ニャーニャット

キングコング:髑髏島の巨神のニャーニャットのレビュー・感想・評価

3.2
エキスポIMAXで鑑賞。ちょっと遅れて入ったら、もう本編が始まってる感じでやばいやばいと急いで席座ったら初っ端からIMAXカメラ全開で、めちゃくちゃ音うるさくて、おぉこれは期待できるなぁ、けどこの監督バチっとショットが撮れねぇなぁ、、、まぁわりかし新人監督みたいだし、それにしちゃあボリューミーな絵作りしてるかぁ、、、ってかキングコングってこんな無駄にシリアスなトーンだっけ、、、?なんでこんなドッグファイトずっとやってんの???あれっ?なんかの予告編で見たことあるカットだ、、、って『ダンケルク』の予告かよっ!ってなったというどうでもいい話。IMAXシアターだけ?あんな本編5分くらい見せた予告やってたの。
ってか1シーンだけでこれだけ特徴出ちゃうって相変わらずだなノーラン。観に行くぞ。

で、キングコングはというと、なんかぼちぼちだったなぁ。『ジュラシック・ワールド』よりの作りになってたんだけど、『ジュラシック・ワールド』のほうが数段ワクワクした。

ジョン・グッドマンもサミュエル・L・ジャクソンももっとクレイジーにやってほしかったなぁ。なんか全体的にキャラ付けが中途半端で監督さん意外と真面目なんだなぁと。

ピージャックの『キング・コング』とかギャレスの『GODZILLA』とか主役のモンスター出すまで焦らしまくる演出が食傷気味だったからあっさりモロ出ししてくれたのは個人的に嬉しかった。とくにゴジラならまだしも、ただデカイだけのゴリラで引っ張られてもねぇっていう不遜な思いもなきにしもあらずだったし。

なんか結局、爬虫類のバケモンより哺乳類のバケモンのほうがなんとなく信用できるから、コッチ側についちゃえっていう投げやり感が向こうの人らしくてよかったね。

けど、なんでギャレスのゴジラといい、今回のキング・コングといい、レジェンダリーは主役のモンスターを人類の味方にしちゃうんだろ。
ガメラファンは知らないけど、ゴジラファンとしてはアメリカ人のこういうモンスターに対する甘えにはどうもしっくりこない。


ちなみに、ジョーダン・ヴォート=ロバーツさん。ノーランよりちゃんと絵が撮れてました。前半が『地獄の黙示録』すぎてもういいよ…ってなっちゃったけど。